サムルアーズの重心固定の究極形ミノー「サミング70F 1091カラー」通販サイト入荷!

【サミング70F徹底解説】サム山岡が追求したミノーのあるべき姿!ただ巻き水面安定と奇抜な後方ボリュームの秘密

ルアービルダーサム山岡氏が、従来の重心移動式とは全く異なる新しい視点からミノーの可能性を追求した結果、誕生したのがサミング70Fです。1987年頃のバルサモデル(LDシリーズ)から続く、その独自のコンセプトは現在でも色褪せていません。
特に、誰も考えつかなかった後方にボリュームを持たせた奇抜な形状と、その形状がもたらす驚異的な「風に対する安定した飛行姿勢」こそが、サミング70Fの真骨頂です。
重心固定の概念を変える飛距離と安定性
サミング70Fは、重心移動式が主流の現代において、あえて重心固定にこだわることで、他にはない強みを実現しています。
バルサモデルを凌ぐ飛距離性能
- インジェクション化:1994年のLDF-65を原型に2001年にインジェクション化されたサミング70Fは、全長が3mm長くなりました。
- 飛距離:その結果、飛距離は元のバルサモデルをしのぎ、ワンサイズ上(90mmクラス)の重心移動式ミノーにも劣らないどころか、風に対する安定性ではそれ以上の性能を確保しています。
リトリーブスピードを選ばないタイトアクション
アクションの質の高さもサミング70Fの魅力です。
- ファストリトリーブ:タイトにキビキビと動き、高速域でも破綻しません。
- スローリトリーブ:インジェクションモデルにありがちなダラつきがなく、きっちりとアクションを継続します。
- 集中力維持:手元に伝わる正確な振動は、アングラーの集中力保持に一役買ってくれるでしょう。
サミング70Fの真価を引き出す「ただ巻き」と実績
トゥイッチも有効ですが、メーカーが最も実力を発揮すると推奨するのは、そのアクションの安定性を活かした「ただ巻き」です。
強い流れをものともしない安定性
- 荒瀬対応:九頭竜川などの強い流れでも姿勢を崩さず、荒瀬で水面から飛び出すようなことがほとんどありません。重心固定の恩恵で、トゥイッチ時にもバランスの乱れを起こさない点も特筆すべきです。
対象魚と実績:幻の魚にも強い
- 対象魚:バス、シーバスはもちろん、トラウト系にも非常に有効です。
- 高実績:LDF-65時代から、幻の魚といわれるサクラマスやサツキマスにも高い実績を残しています。
サミング70Fの使い方と攻略ヒント (How to use)
基本操作と調整
- 推奨タックル:ロッドアクションはウルトラライト〜ライトアクション。ラインは8lb.~14lb.を目安に。
- トゥルーチューン:使用前にトゥルーチューン(アイの微調整)を行い、若干のブレを調整して使用することで、性能が最大限に引き出されます。
リトリーブと状況判断
- 基本操作:フィールドテストでは「ただ引き」による釣果が圧倒的に多く、まず試すべきアクションです。
- 応用テクニック:魚の活性や天候、濁りなど状況に応じ、様々なリトリーブスピードやトゥイッチ、カラーチェンジを試すことが釣果を大きく左右します。
- 高速・低速:魚の活性が高い時はファーストリトリーブ、ウィードが伸びている状況ではウィードの間をスローリトリーブが効果的です。
スペック
- サイズ:68mm
- ウェイト:6.2g
- タイプ:フローティング
まとめ:コトカスとの使い分けが釣果のカギ
サミング70Fは、コトカスよりも潜行深度を稼げる点や浮力が弱い点を考慮すると、フィールドの状況に合わせたコトカスとの使い分けが非常に重要になります。
重心移動式ミノーが苦手とする強風下や荒れた流れにおいて、サミング70Fは安定した性能とタイトな動きで、アングラーの期待に応えてくれるでしょう。