ギズモ×クラモチロッドからカヤック/フローター最強ショートロッド「ショーテル100H」発売!

【カヤック/フローター最強】ギズモ×クラモチロッドの超ショート「SHOTEL100H」がオーバーハング最奥を射抜く

カヤックやフローター、あるいはボートでの繊細なアプローチにおいて、ロングロッドでは不可能なシチュエーションがあります。特に岸から数メートルせり出したオーバーハングの「最奥」。そこに潜む手つかずのランカーを獲るために、ギズモとクラモチロッドが手を組み、異色の超ショートロッド「SHOTEL100H」が誕生しました。
万能ではないが、一芸に秀でたこのロッドは、特定の状況下で圧倒的な威力を発揮します。その詳細と使用上の注意点を解説します。
一芸特化:オーバーハング最奥を狙うフリップキャスト専用設計
SHOTEL100Hの存在意義は、一般的なキャスティングでは届かない、あるいはアプローチできない場所を攻めることにあります。
カヤック・フローターでの快適なフリップ
ロッドが超ショートであるため、カヤックやフローターでも水面を叩くことなくスムーズなフリップキャストが可能です。ルアーをライナーで外から入れるのが難しいオーバーハングを、くぐり抜けて内側から岸際に落とし込むアプローチに特に役立ちます。
名竿ネオクラシックベースのブランクス特性
このショートロッドのブランクスは、クラモチロッドの評価の高い「ネオクラシック510」をベースに開発されました。
- 素材の最適解:当初、高弾性カーボンやソリッドカーボンも試されましたが、張りが強すぎる、あるいは曲がらないといった問題が発生。最終的に、破断リスクが少なく、曲がりを活かせるカーボン+グラスコンポジットのネオクラシックブランクスにたどり着きました。
- 絶妙な粘り:ネオクラシック510のベースは、48や54よりも巻かれたグラスが厚く、ショートロッドにありがちな「曲がらない竿」ではなく、しっかりと粘ってバラシを軽減できるブランク特性を実現しています。
- パワー設定:「100H」は硬めのパワー設定で、推奨ルアーウェイトは18~26g前後。タラシ0cmのフリップキャストを前提としているため狭い表記ですが、実際はさらに重いルアーも扱えます。
SHOTELを使いこなすための重要テクニックと注意点

「一芸に秀でた竿」ゆえに、使用にはいくつかの特殊な注意が必要です。
基本は「タラシ0cm」フリップキャスト
最も注意すべき点は、ロッドの短さです。いつものようにタラシ(糸の垂らし)を取ってオーバーヘッドやバックハンドで投げると、ルアーが自分の背中に引っかかり大変危険です。慣れるまでは必ず「タラシ0cm」でのフリップキャストを基本としてください。
バラシ軽減のためのドラグ調整
ロッドが短いため、魚を掛けた際にロッドのクッション性を十分に活かせない可能性があります。バラシを軽減するため、ドラグをいつもより少し弱めに設定することを推奨します。
製品ディテール:名前の由来と初回特典

- 名前の由来:ロッド名はエチオピアの短刀「SHOTEL」から名付けられました。「Short」に近い語感と、半月状に曲がる刀のデザインが、曲がった釣り竿の様子とリンクしています。
- スレッドカラー:100Hはモスグリーンとベージュの2色巻き。トリムのシルバーとゴールドの配置もLとHで逆になっており、所有欲を満たすカスタム仕様です。
- 初回生産限定特典:初回生産分には、グリップとリールをつけたまま仕舞える「ロッドソックス(海外製のガンソックスを流用)」がおまけで付属します。
スペック
- 長さ:4'1" class
- ルアー:18~26g前後
- ブランク:グラス+カーボンコンポジット素材
まとめ:専門性の高いアングラーへ
ギズモ×クラモチロッドの「SHOTEL100H」は、万能性はありませんが、オーバーハング攻略という「一芸」に特化することで、他のロッドでは獲れない魚を狙える可能性を秘めています。
カヤックやフローターでトップウォーターやビッグベイトゲームを楽しむアングラーにとって、このロッドはゲームを一段階深く、そして面白くするための最高の相棒となるでしょう。